会社概要
設立 1928年
会長 森口富雄
本社所在地 4601 6th Ave. S., Seattle, WA 98108
TEL:206-624-3215
宇和島屋の歴史

宇和島屋は、愛媛県八幡浜市出身の森口富士松により、1928年、ワシントン州タコマ市で創業されました。屋号は富士松が渡米前に商売を学んだ愛媛県宇和島市にちなみ、「宇和島屋」と名付け、創業当初はタコマ周辺の農場や漁港、鉄道工事現場、精材所等に就労していた日本人労働者達に、魚のすり身から作った食料品や日用雑貨品などをトラックの荷台に乗せて販売していました。

1941年、第二次世界大戦が勃発。富士松は妻の貞子や子供たちと共にカリフォルニア州ツールレイクの日系アメリカ人強制収容所に送られました。戦後、7人の子供を連れた森口一家はシアトルへ移り住み、サウス・メイン通りで、小さな食料品店と魚のすり身食品の製造会社を再稼動させました。こうして宇和島屋は戦争前に引き続き日系コミュニティーで食料品の販売をする傍ら、日本から食品やギフト製品の輸入も開始しました。

1962年、シアトルで世界博覧会(World's Fair)が開催。博覧会開催期間中、宇和島屋は、日系人以外のお客様にも日本から取り寄せた品質の高いギフトや台所用品、珍味などを販売し、大成功を収めました。しかし、残念ながらその年の夏、創業者の富士松は妻の貞子と7人の子供達に見守られてこの世を去りました。

1970年、宇和島屋は再稼動店舗の2ブロック南にあるサウス・キング通りと6番街に床面積2,000平米の店舗を新築し、パシフィック・ノースウエストでは当時としては最大規模の総合日系スーパーマーケットに成長しました。その8年後には、店舗を3,400平米にまで増築し、暖かい食事がその場でも、お持ち帰りでも楽しめるデリ、水槽タンクを装備した鮮魚コーナー、精肉、青果などの食品・食材売り場のほか、台所用品、食器、美術工芸品、本、レコード、化粧品、衣類、布生地などを取り揃えたギフト売り場を完備充実させました。

そして2000年11月には、四辺を5番街、6番街、サウス・ウェラー通りとディアボーン通りに囲まれた2ブロックの敷地に「宇和島屋ビレッジ」を新築開業させ、現在に至っています。宇和島屋ビレッジの地上一階(小売面積12,000平米)には宇和島屋本店、紀伊国屋書店、銀行、簡易レストラン8店が並ぶ食堂街、本格レストラン、携帯電話販売サービス・カウンター、資生堂、美容室が入り、階上には176戸のアパート、そして地上と地下一階を合わせて400台分の駐車場などが完備されています。

宇和島屋は常に品揃えに努め、顧客ニーズを満たすことにより客層を広げ、中国、台湾、韓国、フィリピン、ベトナム、タイや他のアジア諸国を祖国とするお客様並びにその二世、三世に加えて、アジア人以外のお客様にも幅広くご利用いただいています。アジア料理の教室を定期的に開催したり、アジア諸国の食材、雑貨をふんだんに取り扱うことにより、さらに多くの皆様にご愛顧いただいています。

宇和島屋は創業以来、単なる食料品店の枠を越えて、品質の高いアジアのギフトや食料品、日用雑貨、台所用品、青果、精肉、鮮魚、デリなどで知られる大型スーパーマーケットへと姿を変えてきました。旅行シーズンには、観光バスが停まるシアトルの定番スポットともなりました。また毎週、いくつかの学校から生徒の団体が見学に訪れ、日本を初め幅広いアジアの文化を味覚、聴覚、視覚と感触による宇和島屋でしか出来ない体験をしています。これも宇和島屋が誇りとするものです。

アメリカでのアジア文化や食品などへの認識と理解が高まるにつれて、アジア系食料品店の数は増加し、市内には各食文化ごとに中小店舗が立ち並んでいます。その中で宇和島屋は、最高の品質と最大の品揃えに創業以来努めて参りました。加えて、高級日本製品を中心に幅広く品物を取り揃えた非食料品部門の存在が、他店に際立った特長として今日に至っております。

宇和島屋はお客様へのサービスを最優先にすることにより、皆様のご期待に応えて参りました。今ではアジアの文化に関する知識や、地域のイベント情報等をお客様に伝える重要な役割をも担うようになりました。宇和島屋では、個々のお客様へのサービスはもちろん、日本やアジア諸国の文化イベントの促進、数多くの地元のプログラムおよび団体への支援を通して、コミュニティー全体へのサービスも行っています。なかでも宇和島屋ビレッジは、シアトル市インターナショナル・ディストリクトに於いて、アジア系コミュニティーを結び付ける重要な役割を果たしています。

1928年の創業以来、宇和島屋は家族による経営を貫き通しております。創業者森口富士松の亡き後、店の運営を切り盛りされていた貞子夫人は2002年の夏に他界しましたが、会長の森口富雄をはじめ、森口兄弟姉妹7名のうち6名が、首脳陣として経営の中枢を担っています。ワシントン州はシアトル市とベルビュー市、オレゴン州はビーバートン市に店舗を運営し、ワシントン州の個人・家族経営企業の上位100に数えられています。



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